「またトラ」で世界の紛争どうなる? トランプ氏がプーチン氏と電話会談か 「エルサレムはイスラエルの首都」発言の過去…ガザ市民の思いは【news23】
さらにイスラエル軍による攻撃が続く中東・パレスチナ自治区のガザ。 ガザ市民 「彼(トランプ氏)は我々にとって敵だ」 現地の人達はトランプ氏に不信感を募らせます。 トランプ大統領(2017年当時) 「アメリカはエルサレムをイスラエルの首都と正式に認める」 トランプ氏は前回の任期中に、パレスチナが帰属を争うエルサレムについて「イスラエルの首都」と認定するなど、イスラエル寄りの政策を取っていたからです。 前嶋和弘 教授 「(トランプ氏は)イスラエルはアメリカの51番目の州みたいに思っているところがあります。ここはもう最終的に自分を支持する世論がどこにいくのか。イスラエル支援はおそらく今の状況を見ると、まだ当面続きます」 強大な力を持つアメリカ。世界の戦争の行方をも左右する今後のトランプ氏の動向に注目が集まります。 ■ウクライナ市民「今はとにかく戦争を止めてほしい」徹底抗戦から意識に変化? 小川彩佳キャスター: 須賀川さんは、ウクライナやイスラエルに度々取材に入ってきましたが、今後の情勢をどう見ていますか。 23ジャーナリスト 須賀川拓 記者: 地図から見ていきますと、マリウポリなどを含む東側の地域は、ロシア軍が侵攻している、ある種、占領している地域です。境界では今もたくさんの戦闘が行われています。 そのすぐ近くのミコライウという場所にも、ロシア軍がすぐ近くまで迫ってきています。私が取材したとき住民はやはり「西側、特にアメリカの支援がないと自分たちの土地を奪われてしまう」という危機感が非常に強かったです。 今回、改めてミコライウに住んでいる人に話を聞いてみました。 夫と幼い娘をロシア軍の巡航ミサイルの攻撃で殺害されたルドミラさんは「ロシア軍の攻撃はまだ続いている。今日もドローンの攻撃で4人殺された。もう戦争は嫌だ。家族を奪ったロシアは許せないが、今はとにかく戦争を止めてほしい」と話しています。 戦争当初の徹底抗戦という全体的な空気感から、意識が少しずつ変わってきてる人もいるのが現実です。