【女子野球】福知山成美高が全国ユース大会で3位 春のリベンジも果たす
京都府福知山市水内、福知山成美高校の女子野球部(長野恵利子監督)が、愛知県と岐阜県でこのほど開かれた「第15回全国高校女子硬式野球ユース大会」で3位に入った。準々決勝では、今春の選抜1回戦で敗れた京都両洋にリベンジ成功。準決勝は3-4で負けたが、今年の春、夏を制覇した神戸弘陵にあと一歩まで迫って健闘した。 この大会は、全国高校女子硬式野球連盟が主催。全国から56校が出場し、トーナメント戦をした。 成美新チームの1、2年生は打力のある選手が多い。投手陣も2年生右腕エースの城山絢耶投手、1年生右腕2投手がいて、いずれも制球力があって総合力は高い。オイスカ浜松国際との1回戦は本塁打2本などで26-0と快勝し、順調に勝ち上がった。 準々決勝の京都両洋は、春の選抜で成美打線が打ちあぐねた2年生投手が登板。その時の悔しさを晴らすように、3回表に集中打で5点を先制した。4、5回裏に2点ずつ返され、1点差まで詰め寄られたが、6回表の成美攻撃中に降雨コールドとなり、5-4で勝利した。 準決勝の相手は神戸弘陵。夏の選手権で自責点0で優勝に導いた2年生投手が先発してきたが、1回裏から1死二塁の場面をつくることに成功。ここで3番、浮ケ谷千夏捕手(1年)が左へ適時二塁打を放ち、先制した。 3回表、5回表に2点ずつ得点を許したが、またもや浮ケ谷捕手の中前2点適時打で1点差。最終7回裏にも2死三塁で、この日絶好調の浮ケ谷捕手が打席へ。ヒット性の当たりを飛ばしたが、左翼手の好守に阻まれ、悔しい敗戦となった。 青山和暖主将(2年)は「持ち味の打ち勝つ野球で、勝ち進むことができました。準決勝は負けてしまいましたが、最後まで諦めずに戦い抜きました」と振り返る。 2021年の準優勝以来、3年ぶりに同ユース大会4強入りを果たした成美高女子野球部。青山主将は「まだまだこれから強くなって、来年の春、夏の大会では日本一をめざします」と力強く宣言した。