番記者のちょっといい話 ロッテ・益田、原点は関西国際大時代の教え 人一倍の練習量で確立…体の強さ
(パ・リーグ、ロッテ4-1楽天、11回戦、ロッテ6勝4敗1分、26日、ゾゾマリン)ロッテ・益田直也投手(34)が26日、楽天11回戦(ZOZOマリン)に4―1の九回に登板し、無安打無失点で6年連続となる10セーブ目を挙げた。通算228セーブとし、2015~18年に投手コーチと選手の間柄だった小林雅英を抜く球団新記録を樹立した。 毎年のように50試合以上に登板して活躍する益田にとって原点は、関西国際大時代の教えだ。よく鈴木英之監督(57)らに「痛いっていう選手は計算できない、使い物にならない」と体の強さを求められてきた。「その教えを守ってきたことが、プロの世界で投げられている一つの要因かな」と回想した。 その強さは誰にもまねできない。毎年1月の自主トレでは一日のトータルで10キロを走る日もあるほどハードな練習を実施。同学年の唐川や後輩の横山らも参加する中で誰よりも速く走るという。シーズン中も他の救援陣とは別で球場のポール間を走り込む日がある。 入団1年目から走り込みの量を重要視しており、34歳になったいまでも量はほとんど変わっていない。「僕の中では走ったり、体幹トレーニングをしたりというのが、一つ続けてきたこと。それを減らすようなことはない。確立してやってきた」。何年も活躍を続ける秘訣(ひけつ)は人一倍の練習量にある。(ロッテ担当・森祥太郎)