「被爆国として核廃絶先頭に」 原水禁長崎大会が始まる
原水爆禁止日本国民会議(原水禁)系の原水爆禁止世界大会長崎大会が7日、長崎市で始まった。原水禁共同議長で長崎の被爆者の川野浩一さん(84)は、政府の核兵器禁止条約不参加や防衛力強化を批判し「先の大戦の反省はどこにいったのか。唯一の戦争被爆国である日本が核廃絶の先頭に立つべきだ」と呼びかけた。 川野さんは長崎原爆の日の9日、国の援護区域外にいて被爆者と認められていない「被爆体験者」が、岸田文雄首相と初めて面会することについて「問題は最終決着段階を迎えている」と述べた。 大会は9日まで。原水爆禁止日本協議会(原水協)系の世界大会も8、9日に長崎市で開かれる。