古江彩佳が日本勢36年ぶりの快挙へ挑戦 最強ネリー・コルダ相手にガチンコ対決【米女子スタッツ分析】
米国女子ツアーは先週がオープンウィークで、今週は欧米対抗戦「ソルハイムカップ」が開催される。実質2週間のオフを経て、いよいよ来週から秋の陣へと突入する。 古江彩佳のドラテク“ハンマー打法”【写真】 今季は9人の日本勢がメンバーとして参戦し、笹生優花が「全米女子オープン」、古江彩佳が「アムンディ・エビアン選手権」を制し、海外メジャー2勝。ルーキー3人も奮闘を続けている。そんな日本勢のスタッツをおさらいしてみよう。第1回は『平均ストローク』。 ◇ 年間を通して平均ストローク1位の選手には『ベアトロフィー』が贈られる。数あるスタッツの中でも名誉ある賞。現時点で1位はネリー・コルダ(米国)だが、つい2週前までは古江がトップに立っていた。 平均ストローク1位は、プロゴルファーにとってもっとも重要視する指標のひとつ。低ければ低いほどスコアはよくなり、この頂点をめざす選手は多い。これまで多くの名手たちが1位に立った。 ネリーは現在『70.044』であと少しで60台。今季は春先に出場5試合連続優勝を果たすなど6勝をマーク。一時は調子を落としたが、ここから栄冠へと突き進むか。 古江は『70.057』でネリーを追走。わずかな差となっており、再びトップに立つために、残りのラウンドを大事にしたい。ちなみに60台でのラウンドは72回中31回で全体1位。ラウンド数が多いというのを差し引いても、高値安定で推移しているのが分かる。1988年の岡本綾子以来となる栄冠へ。 ルーキーとして迎えている西郷真央は9位と大健闘。『70.761』で堂々のトップ10圏内を走る。日本勢は、以下の状況。 2位 古江彩佳(70.057) 9位 西郷真央(70.761) 36位 笹生優花(71.444) 40位 畑岡奈紗(71.467) 50位 西村優菜(71.610) 68位 吉田優利(71.941) 88位 勝みなみ(72.154) 116位 渋野日向子(72.528) 141位 稲見萌寧(73.088)