バスケ男子日本代表、トム・ホーバスHC続投! 再び目指すはロス五輪のベスト8!!
11月5日、男子バスケットボール日本代表のトム・ホーバスHC継続記者会見が行われた。日本バスケットボール協会・三屋裕子会長は、次のように続投の理由を述べた。 【PHOTO】三屋裕子会長とトム・ホーバスHCのツーショット 「48年ぶりに『パリ五輪』に自力出場し、トム・ホーバスHCは就任時35位から21位までランキングを上げることができた。さまざまな要因を評価し、トム・ホーバスHCの継続を依頼し、本人から承諾いただき、このように記者会見を開催させていただいた。 『東京五輪』までは女子代表、五輪後は男子代表のHCを務めた。女子を率いた時はスーパースターがいなくてもスーパーチームを作り、銀メダルを獲得した。男子では『パリ五輪』で世界を驚かすことに挑戦した。目標のベスト8、五輪1勝は叶わなかったが、世界を驚かせることができた。ホーバスHCのもと、チームのポテンシャルを感じたので、『ロス五輪』を視野に入れて、続投をオファーした」 三谷会長のコメントを受けて、ホーバスHCはこうあいさつした。 「『パリ五輪』では目標は達成できなかったが、相手のリスペクトを得た。あと一歩。3年前、女子代表から男子代表のHCになったが、相当なチャレンジだった。でも今回『ロス五輪』までの4年間のチャレンジは何をすればいいかわかっている。自分に自信がなかったら、頭がクリアにならなかったら大変だが、またレベルアップできる。選手と話して、エネルギーがあると感じた。ロスまで楽しみ」 『パリ五輪』で感じた収穫と課題を問われたホーバスHCはこのように返答した。 「『パリ五輪』はうちのバスケは見せられたかな。ドイツ戦はPG、SGがいいディフェンスをしたが、相手のビッグマン、ウイングにやられた。フランス戦は十分にやれた。ブラジル戦は、相手のビッグマンが爆発して止められなかった。世界にどうやって勝つか、近いところまで来ている。本当に近い。これから何か大きく変わるより、ちょっとずつアジャストして、ちょっとずつうまくなっていくことが大事。ちょっと時間はかかるが、今のバスケはいい。4年後どこまでいけるか楽しみ」 今回のメンバーの選出理由を質問されると、ホーバスHCは? 「まず日本にいる五輪メンバーでやりたいと話した。みんな、やりたい気持ちがあった。そこから若いメンバー、あまり合宿呼んでいないメンバーを呼びたいと思った。たとえば、西田(優大)選手。彼のこと好きだが、彼のバスケを知っている。だから、ほかの選手を見たい。中村(拓人)とか、今まで呼んでいない選手を呼びたいと思った。 五輪メンバーが7~8名いると、新しいメンバーがすぐうちのバスケを理解できる。今回呼んだ脇(真大)はスプリントでき、トランジションが持ち味。渡邉伶音は18歳とか関係ない、フィジカルは弱くない。全然楽しみ、広島の山崎(稜)、中村は五輪前に呼びたかったが、チームのスケジュールがあったので呼べなかった。金近(廉)は素晴らしい選手になる可能性がある。今あまり結果を出していない。代表に入りたければ、ステップアップしないといけない。コンペティションが大事なので、コンペティションを作りたい」 ホーバスHCは再びターゲットに「五輪ベスト8」を掲げた。 「『パリ五輪』の目標のベスト8はできなかったので、ロスでベスト8に入りたい。レベルアップしないといけない。チームの強さは毎回毎回レベルアップしたい。その思いは変わっていない」 【2024年度バスケットボール男子日本代表チーム『FIBAアジアカップ2025』予選Window2直前合宿招集メンバー】 比江島慎(SG/宇都宮ブレックス) アレックス・カーク(C/琉球ゴールデンキングス) 山崎稜(SG/広島ドラゴンフライズ) 富樫勇樹(PG/千葉ジェッツ) 渡邊雄太(SF/千葉ジェッツ) ジョシュ・ホーキンソン(C・PF/サンロッカーズ渋谷) 馬場雄大(SF/長崎ヴェルカ) 佐々木隆成(PG/三遠ネオフェニックス) 牧隼利(SG/大阪エヴェッサ) 大浦颯太(PG/三遠ネオフェニックス) 吉井裕鷹(SF/三遠ネオフェニックス) 岡田侑大(SG/京都ハンナリーズ) 川真田紘也(C/長崎ヴェルカ) 小酒部泰暉(SG/アルバルク東京) 赤穂雷太(SF/秋田ノーザンハピネッツ) テーブス海(PG/アルバルク東京) 渡邉飛勇(C/信州ブレイブウォリアーズ) 井上宗一郎(PF/越谷アルファーズ) 角田太輝(SG/佐賀バルーナーズ) 中村拓人(PG/広島ドラゴンフライズ) 市川真人(C/広島ドラゴンフライズ) 脇真大(SG/琉球ゴールデンキングス) 渡邉伶音(C/福岡大学附属大濠高校) 『FIBAアジアカップ2025』予選 Window2・日本代表×モンゴル代表は11月21日(木)・日環アリーナ栃木、グアム代表×日本代表は11月23日(土)(現地時間)・グアム大学フィールドハウスにて開催。モンゴル戦のチケットは車椅子席のみ残りわずか、他の券種は予定枚数終了。モンゴル戦の模様は日本テレビ系にて生中継、グアム戦の模様はBS朝日にて生中継。