除湿剤の「紙のふた」は何のためにある?初代はプラスチック製だった?効果的な置き場所と合わせてエステーに聞いた
たまった水溶液は扱いに注意
――たまった水溶液がこぼれるとどうなるの? 水溶液には塩化カルシウムが含まれるので、こぼすと床などがべとつくことがあります。衣類、金属製品、革製品に付着すると、サビや変質する可能性もあります。こぼれた場合は「水で濡らした雑巾でふき取る、乾いた雑巾でふき取る」を繰り返してください。水で濡らした雑巾のみだと、水溶液が湿気を吸収して、べとつきが広がってしまうことがあります。 ――水溶液はどのように処理したらいい? カッターやハサミで透湿膜に切れ込みを入れ、洗面所などの排水口に流して捨ててください。そのまま捨てると配管などがさびる原因になりますので、水道の水と一緒に流してください。また、三角コーナーで受けた場合は塩化カルシウムの白い粒がなくなるまで十分な水で流してください。水溶液には塩化カルシウムが含まれるので、植木や植物などにかけると枯れる原因となりますので、注意してください。皮膚に付いた場合は十分な水で洗い流してください。 紙のふたは目立たないかもしれないが、空気の通り道となる膜を守るという存在意義があった。除湿剤を使う場合はしっかりと装着して、ジメジメした今の時期を乗り切りたい。
プライムオンライン編集部