【有馬記念】アーバンシック C・ルメール騎手「ドウデュースという特別な馬を負かしたい」
クリストフ・ルメール騎手(45)=栗・フリー=は現在、4年連続で有馬記念で馬券圏内。今年はアーバンシックで参戦する。テーマに掲げたのはもちろん、打倒・ドウデュースだ。 【写真】ルメール騎手に導かれ、重賞連勝で菊花賞を制したアーバンシック 「ドウデュースという特別な馬を負かしたいね。(アーバンシックは)中山で何回か走っているし、スタミナもあるので、2500メートルはちょうどいい距離だと思う。難しい戦いになると思うが、チャンスはある」 今年はお手馬がアーバンシック以外にレガレイラ、ローシャムパークがいたが「3歳馬が相性がいいレースで、タフな馬が勝ちます。菊花賞はスタンド前を2度通るから(有馬記念に)つながる。(2016年の菊花賞馬)サトノダイヤモンドも勝ちましたから」と選択の理由を明かした。 今年は3月にドバイで落馬負傷し、1カ月強に渡って戦線離脱しながらもJRAで172勝(16日現在)を挙げ、圧倒的なリーディング首位。GⅠも3勝した。「(昨年の年度代表馬)イクイノックスがいなくなってGⅠを勝つのは難しくなったけど、いい馬に乗せてくれたおかげ」と周囲への感謝を忘れない。 「今年はけがもありましたし、アップダウンの激しい年でした。最後にいい結果がほしいです」と笑顔で締めた。成長著しい3歳馬でラストランの現役最強馬を倒し、新時代の扉を開く。(増本隆一朗)