「不登校って何?」海外のビジネスコンテストで繰り返された質問に目からウロコ 参加した高校生が感じた学びの可能性「枠を外れてもいいんだ」
RKB毎日放送
ビジネスアイデアを競うコンテストの世界大会に、日本代表として2人の高校生が参加しました。 【写真で見る】ビジネス企画コンテストで世界大会に出場した高田さんと梅津さん 2人が考えたのは、不登校の小中学生を支援したいと考えた企画でしたが、審査員から何度も聞かれた質問があります。 「不登校って何?」 ■全国105チームから日本代表に選ばれた 福岡雙葉高校の2年生高田優菜さんと梅津音々さん。2人はアメリカのNPO団体が主催するビジネスアイデアを競うコンテスト「ソーシャルイノベーションリレー」で、全国105チームの中から日本代表に選ばれ今年6月、世界大会に出場しました。 2人が考えたのは、不登校の小中学生と通信制高校の生徒がオンラインの会議システムでつながり、一緒に勉強をするというサービスです。 ■「教える」ではなく「一緒に勉強する」 この日はデモンストレーションとして不登校の中学1年生ひいろさんが参加し、ふたりが考えたアイデアを見せてくれました。 高田優菜さん「中学生になってから久しぶりだけどどう?最近元気にしてる?うんいい感じ?そしたらじゃあ、きょうも勉強始めていこうかなと思います。きょうはどのくらいできそう?」 このサービスは塾や家庭教師のように何かを教えるのではなく、オンライン上で一緒に勉強するというものです。 コンテストでは、1時間の勉強を月12回行い月額3980円と設定しました。 高田優菜さん「お疲れ・・・どう?集中出来てた?」 ひいろさん「一人でやるよりは、一人じゃないからみんなでやっている感じがするから集中できます。勉強する時間も増えました。」 実は高田さんと梅津さんも過去に不登校の経験があります。 梅津さんは、小学校で学校に行けなくなり、フリースクールに通いました。 梅津音々さん「私たちが不登校だった時に何が困ったかなっていうのを考えたら、やっぱり学習っていうところに、自分ではなかなか手がつけられなくて困ったっていう課題が2人共通であったので、やっぱりそこにフォーカスしたいなっていうのはありました。」