「不登校って何?」海外のビジネスコンテストで繰り返された質問に目からウロコ 参加した高校生が感じた学びの可能性「枠を外れてもいいんだ」
2人は当時のことを思い出しながら、企画のキーワードを出しあったり、ビジネスとしての収支を計算したりして企画案をまとめていきました。 ■大学の先生との出会い専門家にもアドバイスを求めました。 児童虐待や不登校の問題などについて研究している筑紫女学園大学の大西良准教授です。 高田優菜さん「今まではずっと”教える”ということに固執しちゃっていたんですけど、”見守る”というやり方もあるんだなって気づかせてくれたのは大西先生」 筑紫女学園大学 大西良 准教授「教える人と教えられる人の縦の関係じゃなくて、見守ってくれる斜めの関係というかね。伴走者というかね、そういう人がいると学びってさらに深まるんじゃない?そんな話をしてたよね。不登校って一言ではなかなか言い表せないんですけど、いろんな葛藤を抱えている状態というふうに見れるのかなと思うので、思っている気持ちを出せるようなそんな環境を作っていくことが大事かなと思います」 ■不登校の時に寄り添ってくれた父 梅津さんが小学1年で不登校になった時、隣で一緒に勉強してくれたのは父親だったといいます。 梅津音々さん「父がリビングの机で一緒に勉強しないかって言われて。ただ寄り添って隣で勉強してくれた父の存在にすごく感謝です。」 父親の由都さんにその時の思いを聞いてみました。 音々さんの父 梅津由都さん「大人も一緒に、例えば全然違う勉強でもいいかもしれないです。同じ空間にただ一緒にいるだけでも孤独感は感じないかもしれないですよね。」 Q,心配な時期もありましたか? 音々さんの父 梅津由都さん「生き方って多分、ある程度選択するものは、今の時代特に、昔と違うとすれば、もっとあるのかなと感じています。」 ■コンテストでは入賞できなかったけれど・・・ 自ら考えたアイデアを持って臨んだビジネスコンテスト。残念ながら入賞はなりませんでした。 実は、コンテストで審査員から繰り返し聞かれた質問があります。 「不登校って何?」 高田優菜さん「海外には”不登校”という概念がないみたいで、何度も聞かれました。不登校、を英語で説明するのがとても難しかったんです」