西武浮上のキーマンは過去8人の偉業に迫るスラッガー「狙える記録は常に狙ってほしい」西口監督が来季24年目の中村剛也にエール
就任1年目の来季は最下位からの巻き返しを期す西武の西口文也監督(52)は、プロ24年目を迎える中村剛也内野手(41)がチーム浮上のキーマンになると期待を寄せている。 ■父はレオのレジェンド、24歳モデル【写真】 主にDHで起用された今季は打撃不振に直面し、7月11日に出場選手登録を外れた。その後の出場はなく、ここ10年で最少の58試合出場で打率1割9分1厘。代名詞の本塁打は4年ぶりの1桁となる7本にとどまった。 それでも西口監督は「来季もDHか代打での起用になる」と希代のスラッガーに期待する。さらに「守備も考えていくという記事が出ていた。そういうところにもトライしてほしい」と守備への意欲にも目を細める。 今季まで21年連続本塁打を記録し、現役最多の通算478本塁打。NPBでは過去8人しかいない通算500本塁打まであと22本に迫る。「狙える記録があれば常に狙ってほしい。そういう欲が大事になる」と西口監督。大記録を目指す大ベテランの存在感が、若手が多いチームに大きな影響を与えると信じている。