民進党・林右昌秘書長、大阪で維新議員と会談 定期的交流に期待/台湾
(台北中央社)与党・民進党の林右昌(りんゆうしょう)秘書長は7日、大阪府を訪れ、東徹衆院議員や和田有一朗衆院議員ら日本維新の会の所属議員ら十数人と非公開で会談した。民進党が8日、報道資料で明らかにした。林氏は、維新の会と定期的なやり取りの仕組みを立ち上げ、政党間交流と相互理解を増進することに期待を寄せた。 林氏は、維新の会が長年来、台湾海峡の地域の安全に関心を寄せ、台湾を支持してることや、今年4月の台湾東部沖地震の際に寄付金3000万円を台湾に提供したことに対し、党主席を兼務する頼清徳(らいせいとく)総統に代わって感謝した。 また、東アジアの安全保障上の課題に触れた上で、同じ民主主義国家として台日間でさらに緊密な交流や協力を推進していきたい考えを示し、安全保障上の挑戦においては全ての民主主義国家が共に努力し、全体主義勢力の脅威に対応していく必要があると述べた。 来年開催される大阪・関西万博にも言及し、イベントの成功を祈るとともに、開催時に大阪を再訪したい考えを示した。 大阪市と台湾南部・台南市にはそれぞれ水道をテーマにした記念館や博物館があることから、林氏に同行した台南市選出の郭国文立法委員(国会議員)は、二つの施設の姉妹館提携を提言した。民進党によれば、日本側の議員からも賛同が示されたという。 (葉素萍/編集:名切千絵)