「何か変なやついた!」 小学生の水生生物調査、川に入って「いろんな虫がいるね」/きれいな水の京都・福知山市
京都府福知山市野花の上川口小学校(西村法子校長)4年生16人が9日、近くの牧川で水生生物の調査に取り組んだ。川の中に入れた手網を引き上げて目を凝らし、ムカデに似た姿のヘビトンボの幼虫、カワゲラなどを見つけ、「何か大きい変なやつがいる」などと声を上げた。 上川小では4年生が、総合的な学習で地域の自然について学ぶ。市自然科学協力員の協力で牧川の調査をしており、今年は7月に事前学習を実施。同月中に川での調査をする予定だったが、雨のため延期になっていた。 待ちに待った現地調査。川に入ると「気持ちいい」と歓声を上げつつ、網を仕掛けた少し上流の石をめくるなどして、流れてきた水生生物を捕まえてバケツに集めていった。 ヒラタカゲロウの幼虫、サワガニ、テナガエビ、ヒラタドロムシなどが見つかったほか、きれいな水に住む指標生物のヘビトンボの幼虫が特に多く、簡易水質検査キットの結果と合わせて「きれいな水」だと判明した。 女子児童は「牧川にはいろんな虫がいてすごいと思いました」と笑顔を見せていた。