企業向けガバナンスのGRCSが目論む成長シナリオ
四季報オンライン
企業向けガバナンス、リスクなどのソリューション事業を手がけるGRCS(9250)は、1月14日に2021年11月期決算を発表した。GRCSは2021年11月18日に上場しており、今回が初の本決算発表となる。 2021年11月期の実績は、売上高17億5800万円(前期比22.8%増)、営業利益1億2300万円(同4.6倍)、経常利益1億円(同4.4倍)、純利益1億4300万円(同3.1倍)と、大幅増益で着地した。純利益が経常利益よりも多くなっているのは、法人税等調整額として計上した6300万円が一時的に純利益を押し上げたためだ。 当社では、取引先1社当たりの売上を増やすフェイズ1と、新たな取引先を開拓することで成長するフェイズ2を明確に区別して成長戦略を描いている。「2023年までは既存取引先である大企業に対してサービスを拡大し、2024年以降は、それまでに開発したプロダクトを活用することで中堅中小企業にも展開を広げる」。佐々木慈和社長のビジョンは明快だ。
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広瀬 泰之