坂本怜、望月慎太郎にフルセット勝利でチャレンジャー大会初の決勝へ<男子テニス>
四日市チャレンジャー
男子テニスの四日市チャレンジャー(日本/四日市、ハード、ATPチャレンジャー)は30日、シングルス準決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク682位の坂本怜が同248位の望月慎太郎を6-2, 4-6, 6-4のフルセットで破り、自身初のチャレンジャー大会決勝進出を果たした。 【望月慎太郎vs坂本怜 1ポイント速報・結果】 初の顔合わせとなった両者。21歳の望月は今大会、1回戦で世界ランク255位のJ・マッケイブ(オーストラリア)をストレートで破り初戦突破。2回戦では対戦相手の西岡良仁が試合前に棄権したため、不戦勝で8強入りすると、準々決勝では同172位のL・トゥ(オーストラリア)をフルセットで下してベスト4入りした。 一方、18歳の坂本は前週の横浜慶應チャレンジャー国際テニストーナメント 2024 supported by 三田興産(日本/横浜、ハード、ATPチャレンジャー)でチャレンジャー大会で初となる8強入りを果たし今大会を迎えると、1回戦で世界ランク392位のP・ヘニング(南アフリカ)、2回戦で同384位の中川直樹、準々決勝で同366位の内田海智を下し、チャレンジャー大会で自身初の4強入りを決めた。 望月は2019年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)ジュニアでシングルス制覇。坂本は今年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)ジュニアのシングルスで優勝を飾っており、日本人の四大大会ジュニアチャンピオン2人が四日市で初の顔合わせとなった。 準決勝、第1セットで坂本は第5・第7ゲームと立て続けにブレークに成功すると、サービスゲームでは1度もブレークポイントを与えることなく先行する。第2セットでは第2ゲームで先にブレークを許すも、第7ゲームでブレークバック。しかし、ゲームカウント4-5で迎えた第10ゲームではセットポイントとなったブレークポイントを凌ぎ切れずセットカウント1-1に追いつかれる。 ファイナルセット、第5ゲームで先にブレークした坂本。第6ゲームでは0-40と大ピンチを迎えるもこれを凌ぐと、その後もリードを守り切り、1時間51分でチャレンジャー大会初の決勝進出を果たした。 初タイトルがかかる坂本は決勝で、世界ランク329位のP・セクリッチ(オーストラリア)と予選勝者で同409位のC・ネグリトゥ(ドイツ)のどちらかと対戦する。 また、望月と坂本は今大会、ペアを組みダブルスにも出場中。30日にはダブルス準決勝が組まれており、この試合に勝利すると、同日夕方にあるダブルス決勝にも出場することになる。