【24/25シーズン予習スペシャル】「ジュニアも熱い。注目の選手たち」|フィギュアスケーターのオアシス♪KENJIの部屋
岡崎:お父さん(ロマン・スコルニアコフ)とも何度も試合をしているんですよね。お父様もすごい。当時から4回転を軽々と飛んでいて、すごく能力のある方だったんですよ。話を戻しますが、僕はエストニアのアレクサンドル・セレフコ選手。去年大躍進でヨーロッパ選手権で素晴らしい活躍を見せていました。今年新しく加わったディフィカルトブレードのフィージョンも昨シーズンから取り入れましたし、身体能力も高い。スピンも、基礎の形がすごく綺麗なんです。オーソドックスなシットポジションのフリーレッグの向きやフリーフットのつま先もすごく綺麗。そういうところにも注目してみていただきたいなと思います。 KENJI:スピンは変化が多すぎて、元のベースを見てみたい。 中野:彼が本当にルールを作ったんじゃないかっていうぐらいすごい。 無良:栄誉じゃないですか。自分がやっていることがルール化される。そういう意味でも自分が先駆者ってなってみたかったなと逆に思ったりします。 中野:復帰して何かルール作る? 無良:さすがに無理です(笑)。 中野:私はドーナツスピン。当時はまだやっている選手がそんなに多くなかったんですよ。今となっては当たり前ですけど。ドーナツをやったらボーナスポイントがもらえるとか、そういうのが欲しかったですね。当時。 無良:試合の放送を見ると、ドーナツスピンをやっている時は絶対カメラがいる。定番のものだから。
いろいろな楽しみ方をしてほしい
KENJI:たくさん話してきましたけれども、最後に改めて今シーズンどんなところに注目してみると面白いかお願いします。 無良:スピンはやっている選手もしんどいだろうなという面もあるんですけど、バリエーションも含め、細かいところでしっかりレベルが取れる、取れないみたいな部分を、皆さんがすごく見ていらっしゃると思うので、説明していただいたルール改正を踏まえて見てもらえればと思います。海外もどんどん強い選手が増えてきている中で、日本には選手層の厚さもある。どう戦っていくのか。応援していただきたいです。 中野:年々、技術もすごくレベルが高くなってきているんですけれども、それ以外の表現面。3コンポーネントの部分がすごく磨かれていて驚くほどです。10代でも表現が豊かで、感受性も豊か。素晴らしいと思いながら見ているんですけど、そういった部分でも今シーズン、皆さんがどういう表現をされるか。楽しみにしています。