ニューバランス愛が高じてコラボ実現!ジ・アパートメント大橋高歩さんが誇る夢の3モデル
東京・吉祥寺に店を構える「ジ・アパートメント」。ニューヨーク買い付けによるインポートアイテム、ヴィンテージギアをカルチャーと密接したスタイルで提案するセレクトショップである。オーナーの大橋高歩さんにとって、ニューバランスは高校時代に出合い、2009年の「ジ・アパートメント」オープン時から並行輸入で取り扱うほど思い入れが強いスニーカー。
今では正式にコラボレーターとしてブランドと関わる大橋さんに、過去のコラボモデルを振り返りながら、ニューバランスへの愛を語ってもらった。
2020年にスタートしたニューバランスとのコラボ
ーーどんなきっかけで、ジ・アパートメントとニューバランスのコラボが実現したのでしょうか? 大橋高歩(以下、大橋) 友人のアヴィ・ゴールドとたまたま連絡を取っていたときに、何気なく「ニューバランスとコラボしたいんだよね」と話していたんです。 それが人づてにニューバランスへ伝わった結果、色々と動き始めて気がついたらといった感じでした。実現したときはとてもうれしかったですね。
【1足目】「ML801 GTX」
ーーこれが念願のファーストコラボモデルですね! 大橋 はい、ニューバランスの「801」です。2014年頃にアメリカで一度復刻されたモデルですが、ファッション的には注目されず、あまり火が付かなかったんですよ。 日本ではほぼ流通していなかったのですが、僕は好きなモデルだったので、ニューヨークを訪れた際にいろいろな店で仕入れて、並行輸入品としてジ・アパートメントで売っていました。 その後、もう一度復刻したときにも同じように販売していたら、日本での正式展開が決まったんです。 ーー801をベースにすることは、大橋さんの提案だったのですか? ニューバランスは、僕らを「801」の日本人気の火付け役のように思ってくださっていて、「801でコラボしないか?」と提案をいただきました。もちろん僕もコラボするなら801がいいと思っていたので、大賛成でした。 ーー改めて、こだわりのポイントを教えてください。 大橋 ジ・アパートメントのストアカラーであるイエローは必ず入れたかったのと、店で扱う1990年代のアウトドアウェアとのスタイリングも考慮して、当時の雰囲気を落とし込むイメージでデザインしています。 カラーリングや素材使いなど、結構無茶な提案も要望通りに叶えてくれていて、やりたいことを完全にやり切れた1足です。