■地形を楽しむフリーライディング! 白馬岩岳スノーフィールド

ビューコース。端っこにはパウダーや壁があって楽しめました

　もちろん、ガッツリ滑りたいスキーヤー、スノーボーダーも満足させてくれるのが「白馬岩岳スノーフィールド」。山頂部から四方に広がるように各コースがレイアウトされているのが特徴のひとつです。 　取材日はゴンドラを降りてから数本「サウスコース」の広いオープンバーンを滑りました。最初はスピードにのって爽快な滑走を楽しめていたのですが、徐々に視界が白く覆われてきました。こうなると、滑っていても平衡感覚が狂って気持ち悪くなってしまいがちです。 　そんなときは森に囲まれたコースを滑る方が快適です。そこで「ビューコース」へ。白馬の山並みこそ見えなかったものの、非圧雪部分が多いだけに地形を活かした立体的なライディングを楽しんだり、ツリーランで木々の間を滑り抜けたり……。極上のルーティンを探りつつ、包容力ある雪の森に抱かれるようにすっかり夢中で滑っていました。 　新ゴンドラの乗り心地があまりによかったので下山でも乗りたかったのですが、雪のコンディションがいいおかげで滑らないのももったいなくて、一気に滑り降りてしまいました。すでに下山コースも滑走可能です! 杉村 航（すぎむら わたる） 山岳フォトグラファー。 1974年生まれ。兵庫県育ちの長野県在住。 沢に薮山、山スキー、道なき道をいく山旅が好き。 ライフワークはトラウトフィッシング。美しいヤマメや イワナを求めて、全国の渓流に足しげく通う日々。 小谷村山案内人組合所属、北アルプス北部遭対協。 全日本釣り団体協議会公認・フィッシングインストラクター