ラーメン店主「何言ってるかわからねえよ!」と暴言、客は「注文しただけなのに…」 慰謝料をもらえない?
●客と店、それぞれの立場が知っておくべきこと
――近年、飲食店でのトラブルは度々、SNSでも炎上しています。私たちが知っておくべきことがあれば、お教えください このような暴言をされたことで法的責任を問うには、暴言の内容、頻度、態様等についてきちんとした証拠を取り、精神的に病んでしまったと言えるような精神的損害が必要ということです。 また店側としては、このような罵倒をしたことが録音や録画をされ、SNSで拡散されてしまった場合、炎上してしまう可能性があります。店側の対応としては、あくまで客との関係は対等でありつつ、発言によっては炎上する可能性があるといったレピュテーションリスクに気を配ったサービスの提供が求められているといえます。 【取材協力弁護士】 櫻井 俊宏(さくらい としひろ)弁護士 弁護士法人アズバーズ 企業法務・交通事故・相続・離婚問題等を得意としている千代田区・青梅市の弁護士法人アズバーズ代表弁護士。中央大学の法律顧問(法実務カウンセル)を担当している。応援団出身であり現在監督。「弁護士 ラーメン」と検索すると自身のラーメンブログが一番上に出てくる程のラーメン通。