近畿・大雨の影響で交通ダイヤ乱れ 土砂災害にも注意
近畿・大雨の影響で交通ダイヤ乱れ 土砂災害にも注意 撮影・編集:柳曽文隆 THE PAGE大阪
6日の近畿地方は梅雨前線の影響で各地で激しい雨が降っている。交通機関にも影響が出ており、JRや私鉄各線の列車で運転を見合わせている。 JR西日本6日始発から各路線で運転見合わせ 強い雨の影響で
南海は折り返しで運転再開、JRは環状線が1時間3~4本ペースで再開
JR西日本では6日正午現在、大阪環状線の天王寺駅~大阪駅間で1時間に3~4本のペースで運転再開。JRゆめ咲線の西九条駅~桜島駅でも同じく1時間に3~4本で運転を再開している。 JR京都線・神戸線の京都駅~西明石駅では、始発から全ての新快速・快速の運転を見合わせており、京都~西明石間の普通電車は通常の8割程度で運転している。JR東西線の京橋駅~尼崎駅では通常の3割程度で運転している。しかし、その他の線区は運転見合わせが続いている。 一方、南海電鉄は早朝から南海線、高野線全線で運転を見合わせていたが、6日正午現在、南海線のなんば駅~尾崎駅間の折返しで運転再開。同線なんば駅~関西空港駅も再開した。そのほか、高師浜線の羽衣駅~高師浜駅間でも運転が再開した。
近畿日本鉄道は生駒線の元山上口駅~平群駅間で大雨の影響による土砂崩壊のため、東山駅~王寺駅間の上下線で運転を見合わせている。6日正午現在、運転再開の見込みはたっていないという。 阪急電鉄は、神戸本線の夙川駅~新開地駅間で運転を見合わせている。梅田駅~夙川駅間で運転本数を減らした上で折り返し運転をしている。6日正午現在、普通のみで運転している宝塚本線では梅田駅~雲雀丘花屋敷駅間で運転本数を減らした上で、普通のみで折り返し運転を行っている。
気象庁「土砂災害に厳重に警戒してください」
大阪府の発表によると、7月4日午後11時から6日午前8時までの最大総雨量は474ミリ(豊能町)を観測した。この雨により、6日午前10時現在、大阪府能勢町で床上浸水が4棟、高槻、堺両市と能勢町で床下浸水13棟、大阪、吹田、阪南の3市で住宅の一部破損が4棟あった。 気象庁は「大阪府では土砂災害に厳重に警戒してください。また、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。7日にかけ南よりの風がやや強い予想で、大阪北部地震による被災地では風の強まりに伴い、飛散物や屋根のシートが飛ばされないように注意してください」と呼びかけている。