サッカー選手から資金調達35億円の社長に 金谷元気は駐車場シェアサービスで高みを目指す「トップジャム」
フリーアナウンサーの福田典子がパーソナリティを務める『スルミ presents トップジャム。11月28日(水)の放送には、番組パートナーの株式会社スルミ 代表取締役CEOの石塚つばさ、ゲストには駐車場シェアリングサービスを運営するakippa株式会社 代表取締役社長CEOの金谷元気が出演。Jリーガーの道を断念し起業家に転身したきっかけや今後の野望について話した。
幼いころからJリーガーを目指し、サッカー少年として育った金谷。しかしプロの壁は高く、また所属した関西リーグでもアマチュア契約であったため、金銭的にも苦労をしたという。そんななか傘やジュースを安く仕入れ売って稼ぎながら、同時に商売のおもしろさを知ったそうだ。 サッカー界を引退後、上場企業の会社員を経て独立。2009年に会社を立ち上げ、2014年に空いている駐車場を一時利用できるサービス「akippa」をスタートした。現在では35億円以上の資金調達を行う会社へと成長している。「『akippa』はいつから構想していたんですか」と石塚が聞くと、「会社設立当初は、構想もありませんでした」と金谷。知人にお金を借りて社員に給料を払っていたほどだったが、そんな経営状態でも前向きに仕事をしている会社の様子を見たベンチャーキャピタルが最初の出資を決めた。 「『akippa』への道のりは?」と福田が聞くと、金谷は「生活をしていくうえで、“なくてはならないものを作る”に注目したことが『akippa』のはじまりです」と話した。石塚が「駐車場は運営するうえで交渉の仕方が難しそうですね」と続けると、金谷は「はじめから自転車で街をかけずり回って、営業していきました。営業は得意なので、ハードルは感じませんでしたね」と答えた。 「自分たちには、何があっても諦めないマインドがあるから絶対到達できると思っていました。もっと、もっといけるはず」との金谷のひと言に、「絶対にうちが勝てるっていう自信は経営者として見習いたいです」と石塚。福田は「へこたれない精神は、アスリートでありながら悔しい思いを積み重ねて培われてきたんですね」と締めくくった。