サウジアラムコ純利益25%減 23年、原油の高騰一服
【ロンドン共同】サウジアラビア国営石油会社サウジアラムコは10日、2023年12月期の純利益が前期比25%減の1213億ドル(約17兆8400億円)だったと発表した。ロシアのウクライナ侵攻による原油相場の高騰が一服し、自主減産の影響も出た。ただ、19年の上場以降で最高益だった前期(1611億ドル)に次ぐ過去2番目の高水準だった。 アラムコは24年に設備投資として480億~580億ドル程度を投じる計画を示した。サウジ政府から生産能力を日量1200万バレルに維持し、1300万バレルに増やさないよう指示を受けたことに伴い、投資額が24~28年に約400億ドル削減される見通しだとも明かした。