レアル指揮官アンチェロッティが新方式のCLに「より魅力的な大会にするため、試合数の減少が必要」
レアル・マドリーは17日、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のリーグフェーズ第1節でホームにシュツットガルトを迎える。試合を前にしたカルロ・アンチェロッティ監督と第2主将DFダニエル・カルバハルのコメントをクラブ公式サイトが伝えた。 【写真】ジダンとフィーゴに“削られる”日本人に再脚光「すげえ構図」「2人がかりで止めようとしてる」 レアルは昨季に歴代最多15回目の欧州制覇を果たし、ラ・リーガとスペインスーパーカップを含む3冠を達成。2年連続のビッグイヤー獲得に向けてチームの士気は高い。 記者会見に出席したアンチェロッティ監督は「このクラブが長い間主役を務めてきたこの大会で、いつも通りの気持ちの高まりがある。特別な大会で、我々は最後まで競って行くようやっていく」と意気込みを示し、試合のポイントを語っている。 「理想的なのはFWが得点し、MFがDFを助け、DFが相手選手をマークするということ。チームをコンパクトに保つためにはFWの助けが大事だ。だが、FWがDFより守り、GKがボランチよりボールをよく触るというなら問題がある。守備面で多少良くならなければならないが、我々は(UEFAスーパーカップを含むシーズン開幕6試合中)4試合を失点ゼロで来ている。チームは今後6試合でより良くやっていくことができるが、流れの中では1失点しかしていない」 また、「ベリンガムの状態は良い。チュアメニ、今日は練習しなかったが、ミリトンと同様だ。彼はもう1日の疲労回復が必要となる。我々には別の重要な選手を失う不運があったが、チームは準備ができていて、勝って大会を始めるようやっていく」とチーム状況を明かしたアンチェロッティ監督は、出場チームが32から36に拡大されて新方式となった今大会に持論を述べた。 「問題は試合カレンダーの要求度が非常に高いということ。今回チャンピオンズリーグが新しくなった。もしかすると去年より魅力的になっているかもしれないが、データとしてはこの大会で2試合多くなる。もし運営側が選手たちは怪我すると考え始めなければ問題だ。なぜなら試合数が多すぎるからね。より魅力的な大会にするため、我々は試合数の減少を必要としている」 一方、会見に同席したカルバハルは「全ての大会の最初の数試合は重要。新しい大会形式、ホームで戦うということで、僕らはクラブにとってどんな意味を持つか分かっているからこの大会を意欲的に待っている。試合開始1分から全力でいき、相手にチャンスを与えないようにやりたい」と必勝を誓い、対戦相手のシュツットガルトについて「若く勇敢で、ボールを保持するのが好きなチーム。辛抱強く、注意して、相手からボールを奪い、押し込まなければならない」と言及した。 歴代最多となる自身7回目の欧州制覇が懸かる今大会。32歳DFは「比類のない挑戦になるかもしれない。その目標を達成するため僕にはまだ数年が残っていて、どうして今季それをやろうとしないのかということになる」と意欲を燃やし、今後のキャリアに関して「僕の考えとしてはここで最大限長い時間続けていくということだけど、僕は常に現実主義者。自分自身が十分なレベルにないと見たときには自分で身を引く。クラブが僕を戦力として見てくれる間はそういう思いを基準にしている」と語った。