スパリゾートハワイアンズ、米投資ファンド傘下に…来年3月中に完全子会社化
福島県いわき市の温泉レジャー施設「スパリゾートハワイアンズ」を運営する常磐興産は12日、米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループの傘下に事実上入ったと発表した。 【写真】映画「フラガール」で蒼井優さん演じる主人公のモデルになった女性
株式公開買い付け(TOB)を行った同グループの子会社オンタリオ合同会社が同日付で持ち株比率が3分の2以上を占める筆頭株主になったため。TOBは来年3月中に完了し、常磐興産は上場廃止となって同グループの完全子会社となる見込みだ。
第1回のTOBは9月10日から今月5日まで行われ、オンタリオが買い付け予定下限の445万401株を上回る633万5381株(72・14%)を買い付けた。第2回は13日から来月10日まで実施する予定で、オンタリオは1回目と合わせて88・13%を保有することになる。
記者会見した常磐興産の下山田敏博・常務取締役は同グループの傘下に入ることについて「今後色々とメリットが出てくると思うので期待したい」と述べた。