節約アドバイザー丸山晴美さんアドバイス「ふるさと納税」ポータルサイトはこう使い分ける
ふるさと納税のポータルサイトは30以上あるといわれ、それぞれに特徴がある。商品を選ぶ前に、まずポータルサイトの選択が重要だ。では、肝心のサイトはどうやって選べばいいか。ファイナンシャルプランナーで節約アドバイザーの丸山晴美氏にオススメの5サイトを聞いた。 【写真】愛知の人気うなぎ店が外国産を「三河産」と偽装…ふるさと納税返礼品を送られた寄付者はどうなる? ◆使いやすさと掲載数で選ぶなら 掲載された商品数の多さで選ぶなら、ナンバーワンの「ふるさとチョイス」です。全国1788自治体、57万点以上の名産品が掲載されている老舗です。検索機能が使いやすく、ユーザー数も多いので、人気ランキング上位から選ぶと失敗しにくい。利用者のコメント数も参考になります。チョイス限定の返礼品は、流通量の少ない希少品や現地にしかない特産品など珍しいものなどを掲載しているのも特徴。ふるさと納税初心者にも見やすく、使いやすいサイトです。 ◆ポイント経済圏で選ぶなら ポイント経済圏とは、ひとつの企業グループや提携サービスなどで貯まる共通ポイントのこと。「楽天ポイント」をメインに貯めている方なら、楽天市場が提供する「楽天ふるさと納税」です。参加自治体は1687と多く、楽天市場の会員なら改めて新規登録する必要がありません。楽天市場で買い物をするように返礼品を選んで寄付することができます。楽天の人気イベント「お買い物マラソン」の対象で、税込み1000円以上寄付するごとにポイントアップの対象に。また、楽天ポイントで寄付金を支払うことができるのも便利でしょう。 「Pontaポイント」のユーザーなら、KDDIが運営している「au PAYふるさと納税」です。寄付できる自治体数は1600を突破し、返礼品数は50万点以上。寄付金額の1%が「Pontaポイント」(「au PAYマーケット」限定)として還元され、「Pontaポイント」を使って寄付をすることもできます。「au PAY残高」または「au PAYカード」で支払うと、ポイント還元率がアップするイベントが開催されることもあり、それに合わせて寄付をするとさらにオトクです。 ◆独自ポイントや高還元率を狙うなら 寄付金額の最大50%還元の「ふるなび」は取り扱い自治体数が1380で、家電の取り扱いが多いことで人気です。寄付をした際に一定の条件を満たすと、「ふるなびコイン」がもらえます。不定期で年に数回行われる「ふるなびメガ還元祭」時には、最大50%のふるなびコインがもらえるイベントもあるのは要チェックでしょう。ふるなびコインは、Amazonギフトカード、PayPay残高、dポイント、楽天ポイントに交換することができるため、特定の経済圏を持たない人にもオススメです。 ◆大容量の返礼品を期待するなら 「さとふる」は、ソフトバンクグループが運営。取り扱い自治体数は1338で、大容量でコスパのよい返礼品の多さからも人気です。寄付金額や各サービスの利用実績に応じて、「さとふるマイステップ」がアップし、「さとふるマイポイント」が貯まり、貯まったポイントを「PayPayポイント」または「Amazonギフトカード」に交換することもできます。