カプリとタペストリー、合併計画を中止-FTCの勝利
(ブルームバーグ): 高級ファッションブランドを展開する米タペストリーと同業のカプリ・ホールディングスは、85億ドル(約1兆3000億円)規模の合併計画を中止した。米連邦取引委員会(FTC)の反対を受け米裁判所が合併を差し止める判決を下していた。
両社は14日、合併合意を解消することが両社にとって最善の策だとの考えで一致したと発表した。
コーチとケイト・スペードのブランドを持つタペストリーは、マイケル・コースを最大ブランドとするカプリとの合併を望んでいた。
11月の裁判所命令で、両社の合併が「手の届くぜいたく」であるハンドバッグ市場の競争を阻害するという理由で反対していたFTCのリナ・カーン委員長が勝利した形となった。
原題:Capri and Tapestry End Merger Plan After FTC Wins Blocking Order(抜粋)
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Deirdre Hipwell