ロシアにサプライズ侵攻したウクライナ軍の狙いは何か
軍事ブロガーも危機感露わ
この選択肢なら、「ウクライナは、その気になればいつでもロシアに侵攻して損害を与えることができるが、われわれにロシアを占領する気はない」というメッセージをロシアに送ることができると、ライアンは述べる。 3つ目の選択肢を選べば、プーチンに「屈辱」を与え、かつ、ウクライナの戦闘部隊を温存することが可能だ。それによって支援国に対し、「敵の地上部隊を全滅の危機に陥れることもできる」と示すことにもなる。 今回の侵攻は、ロシア側の軍事ブロガーたちを警戒させている。彼らは前線で何が起こっているかについて、ロシア国営メディアよりはるかに厳しい見方を示している。 テレグラムチャンネル「Rybar(ライバー)」は8月12日、ロシア軍が部隊の配備を強化したにもかかわらず、ロシア側は前線を安定させることができず、ウクライナ軍の装甲車両が、前線沿いの村々に大挙して押し寄せている、と投稿している。 (翻訳:ガリレオ)