深刻化する女子のスポーツ離れ ナイキが障壁や課題を語り合うサミットを東京で開催
【INTERVIEW】
ヴァネッサ・ガルシア=ブリット/
ナイキ バイスプレジデント兼チーフインパクトオフィサー
来日したナイキのヴァネッサ・ガルシア=ブリット(Vanessa Garcia-Brito)バイスプレジデント兼チーフインパクトオフィサーは、「今回日本でサミットを開催できたことはとても大きな意味があると感じている。サミットではたくさんの女性アスリートや男性指導者が声をあげてくれた。女子のスポーツ離れの問題は世界で深刻化している。多くの女の子たちが、スポーツから遠ざかってしまうような出来事を経験していることは事実で、チャンスや可能性を見逃してしまっている」と指摘。また、ナイキが力を入れるコーチングについても、「若者のスポーツの未来に力を与え、インクルーシブなコーチングを確立するために、さまざま取り組みを始めている。コーチだけでなく、専門家や地域とともに考えていく必要がある。こうしてみんなで集まって声を上げる場所をつくり、議論し、聞く機会を設けることで、人の認識を変えることができる。みんなのパワーを持ち寄って、ギャップを塞いでいくことが必要だ。女の子がスポーツの居場所を見つけるために、グローバルでアクションを続ける」と話した。