井岡一翔と統一戦を闘うマルティネスが1日遅れで来日 「観客の皆さんが満足してくれるKOをしたい」
プロボクシングのIBF世界スーパーフライ級王者のフェルナンド・マルティネス(32)=アルゼンチン=が28日、アルゼンチン・ブエノスアイレスから米フロリダ州マイアミと米カリフォルニア州ロサンゼルスを経由し、アメリカン航空機で来日、羽田空港に到着した。WBA王者の井岡一翔(35)=志成=と2団体王座統一戦(7月7日、東京・両国国技館)を闘う。 当初はマイアミから米テキサス州ダラスを経由して27日に来日する予定だったが、飛行機の機材トラブルでダラスに向かえず、急遽(きゅうきょ)ロサンゼルスで1泊して1日遅れでの来日となった。それでも、「体調は万全。ラスベガスで20日間キャンプをやってきた。良い練習ができたし、良い調整ができている。最後に激しいスパーリングをしたので、今週は体重調整だけの状態だ」とコンディションは良さそうだ。日本のスタッフがプレゼントした人気漫画『ドラゴンボール』の主人公・孫悟空のTシャツに、空港の到着ロビーで着替えてポーズを取るなどご機嫌だった。 身長157センチと小柄で、左右のフックなどを強振してくる12人兄弟の右ファイターは「衝撃的な戦争のような試合を見せたい。観客の皆さんが満足してくれるKOをしたい」と自信満々でKO勝利を宣言した。 興行はインターネットテレビのABEMAで午後3時45分から独占無料生配信される。プロ戦績はマルティネスが16戦16勝(9KO)、井岡が34戦31勝(16KO)2敗1分け。