【RIZIN】萩原京平の引退示唆にベテラン2人が「ナメんな」「甘いって」と叱咤激励「諦めたらそこで終了」(金原)「やらなあかんこと満載や」(ストラッサー)
2024年3月23日(土)兵庫・神戸ワールド記念ホールで開催された『RIZIN LANDMARK 9』。 【写真】武田と対峙する萩原。いい打撃の圧をかけていたが… 第11試合のRIZINフェザー級(66.0kg)5分3Rで、武田光司(BRAVE)に判定3-0で敗れた萩原京平(SMOKER GYM)は試合後のコメントで「またちょっと周りの人をがっかりさせてしまったのが悔しいのと、(米国合宿を)4カ月本気でやったけどこういう結果だったので、限界なのかと思いました。(限界というのは?)本気で世界のトップを目指してやってきたんですけど、そういうのを考えたときに今日の結果で厳しいのではないかと思いました」と語り、再戦についても「うーん。中途半端な位置でずっとやってくつもりはないので、そういうのを含めて今後はやっていきたいと思います」と、トップに立てる道筋が見えない以上、「中途半端」には戦えないと、引退を示唆した。 この件について、4月29日(月・祝)東京・有明アリーナ『RIZIN.46』にて鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)とのRIZINフェザー級(66.0kg)タイトルマッチが決まっている金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)が、自身のYouTubeチャンネルにて見解を述べた。 金原は「試合終わってからのインタビューを見て、萩原選手が『4カ月一生懸命頑張ってきて自分の限界を感じた』みたいなことを言っていた時に、“ナメんな”と。ここでハッキリ言わせてもらいたいんですけれど、たかが4カ月やったくらいで強くなったり、組み手が出来るようになっていたらもうみんな全員UFCチャンピオンになれるよって話で。たかが4カ月でしょ? 本当にやってきたものが試合に出たり、答えが出るのなんて1年・2年かかるわけで。1年・2年後それを継続して頑張って行った結果、あの時始めてよかったねとか、あの時やめないで継続してやっていたことが今出たねっていう風になるわけだから。簡単に答えを求めすぎないことです」と、ベテランの立場から叱咤。 「これだけは絶対的に僕は言えることです。諦めたらそこで終了ですよって。やるかやらないかの二択しかない限り、自分がここで負けてしまったって露骨に分かっていることなんだから、やると決めたんだったらまた同じことを4カ月でも6カ月でも7カ月でも1年でも2年でも続けていかないとダメ。これは絶対です」と、諦めるのが早過ぎるとした。 加えて「あんなにいい選手で、色気があってね、もったいない。あとはRIZINでいる限り弱い相手と試合を組むことが出来ないし、質を落とすのだったらDEEPとかで1試合・2試合挟んでやることも出来ると思うし。でも彼の立場上、難しいと思うから、現実から逃げないで向き合って続けて行って欲しいなって思います。あんなに頑張っている、努力家なのも身体つきを見れば努力しているのが分かる。なのでぜひまた東京に来たら一緒に練習しましょうという。気持ちのいい男ですからね。頑張って欲しいです」と激励した。 ストラッサー起一(総合格闘技道場コブラ会)も自身のYouTubeチャンネルにて「正直俺やったらもっと強くできると思った。自分が持っている格闘技の感覚と技術を大量の時間を費やして一緒に練習するのであれば、俺は絶対に京平を強くする自信があるなって思った。俺の教えられることはそこまでなんやけれど、そっからストライキングにつなげていけるから。全然、限界じゃないよ。やらなあかんこと満載や。限界なんか全然ちゃうやん。それで限界とか言ってる時点で甘いって。まだまだやることいっぱいあるやんって。やることやってから限界って言ってやって。京平、お前そんなん言ってる場合やちゃうで。お前、まだまだ強くなれんのやから」と、限界との言葉を口にするのは早過ぎると語る。 「ストライキングのレベルは上がって来てるんやから、あとはああいうグラップラーとかレスラーに対してどんだけ組ませへんか、組まれても脇差して突き放すかっていう、そこの技術を徹底するっていう部分やと思うねん。そこのコツをつかめば確実に強うなってんで。あともうちょっとやねん。あともうちょっとで諦めたらあかん。あともうちょっとだから頑張ろう」と、確実に成長しているのだからここで諦めるなとメッセージを送った。
ゴング格闘技
【関連記事】
- 【RIZIN】萩原京平「限界なのかな」「結果がすべてなので」と引退示唆に、平本蓮「萩原、こんなとこで終わる男じゃないだろ」
- 【RIZIN】イゴール・タナベの体重超過→試合中止について金原正徳が明かす“減量の落とし穴”「予想できたものだけに悲しい」
- 【K-1】野杁正明と篠塚辰樹が契約満了、保持していたタイトルは返上扱いに
- 【RIZIN】サトシ「これはリベンジではない。ただ悲しかった」×K太郎「(サトシの徹底した打撃戦は)想定していなかった。でも自分もそこで戦うつもりだったから…」
- 【DEEP JEWELS】13戦無敗・三冠となった伊澤星花「『超RIZIN.3』は日本人同士で盛り上がるカードに」、今後は「ストロー級でも戦えるような身体を作っていきたい」