八戸5歳女児死亡、22歳母親に懲役9年の判決…水かけられたまま浴室に放置「死に大きく寄与した」
交際相手から水をかけられた長女(当時5歳)を浴室に放置して死亡させたとして、保護責任者遺棄致死罪に問われた母親の無職宮本菜々美被告(22)(青森県八戸市)の裁判員裁判で、青森地裁は10日、懲役9年(求刑・懲役12年)の判決を言い渡した。蔵本匡成裁判長は「寒さの中、浴室に放置した被告の一連の行為は被害者の死に大きく寄与した」と述べた。
判決によると、宮本被告は交際していた無職関川亮被告(32)(保護責任者遺棄致死罪で起訴)と共謀し、1月7日午後5時頃~同9時半頃、自宅マンション浴室で、服を着せたまま長女の望愛(のの)ちゃんに水をかけて放置し、低体温症による急性循環不全で死亡させた。