みりちゃむ「おむすび」でのギャル役が話題。結役の橋本環奈は「本当に気さくで優しい方」
――ドラマ内で特にお気に入りのシーンはありますか? 「米田家のリビングで結ちゃんにメークをしてあげるシーンです。ああいった日常感あふれる場面はプライベートでも似たことがあって、懐かしく感じます。結ちゃんの新鮮な反応もかわいいですし、みんなでふざけながら一生懸命メークするのが楽しくて面白いです」 ――ご自身の出演シーンでの見どころや特に注目してほしいシーンは? 「泣きの芝居に初挑戦したシーンです。これまで演じたことのない感情表現を頑張ったので、ぜひ注目してほしいです。今後も『ハギャレン』の物語がどう展開するのか楽しみにしていただけたらうれしいです」 ――福岡の方言はうまく話せましたか? また当時のギャル語について現在と違う部分はありますか? 「方言は指導の先生から『完璧!』と言われてうれしかったです。特に『食べり』のような“○○り”がかわいくて好きですね。実は、ハギャレンのシーンはギャル語が多いので、方言を使う機会はあまりありませんでした。『あげ~』というセリフがあった時に、今は『あげ~、さげ~』はあまり使わないよね。『超あげじゃない?』とか、みんなで話したりしました。昔のギャル語で面白いなと思ったのは、『がぜん~』という言葉ですね。『がぜん、うちらがナンバーワン!』みたいなフレーズがはやっていたと聞いて、面白いなと思いました。今よく使う言葉は、『鬼〇〇』や『えぐい』。『半端ない』はもう言わなくなって、『やば!』をつけることが多いです」 ――ご自身のセリフや言葉遣いで印象に残っていることは? 「一番印象に残っているセリフは、初登場の際の『待ちな~!』です。本読みで爆笑が起きたほどインパクトがあり、どのトーンで言うか悩みました。また、ルーリーの話し方は語尾が上がるテンションの高いものなので、今のギャルの語尾が平坦な話し方とは違う点を意識して演じました」
――今回の出演を経て、今後挑戦してみたい役柄や演技への意欲はどのように感じていますか? 「次はギャルじゃない役をやってみたいなと思っています。どんな感じになるのか自分でも気になりますね。セリフ一つにしても表現の仕方がいろいろあって、正解がないところが演技の面白いところだなと思いました。もしも、次があるとしたら、真逆の清楚な役に挑戦したいです。でも、自分の口調がその役に合うかはちょっと心配ですが(笑)」 ――最後に今後の放送に向けての見どころをお願いします。 「11月4日からの6週目の放送で、結ちゃんがパラパラをやめると宣言した時は、ハギャレンとしても止めることができない複雑な状況なのですが、彼女が戻ってくる時のメンバーの反応は大きな見どころです。そして、11月11日~の7週目では、THEギャルの絆が描かれ、仲間同士の楽しさがあふれる展開になります。特に結の告白シーンで神社に隠れている場面は、みんなで『これはないよね』と笑いながら撮影したのが印象に残っています。前半に比べてトラブルは減り、ギャル同士の楽しいやりとりや和気あいあいとした雰囲気をぜひ楽しんでほしいです」
【番組情報】
連続テレビ小説「おむすび」 NHK総合 月~土曜 午前8:00~8:15ほか ※土曜は1週間の振り返り NHK BS・NHK BSプレミアム4K 月~金曜 午前7:30~7:45ほか
取材・文/斉藤 和美