「内乱重要任務」金竜顕前韓国国防部長官の裁判来月16日に開始
12月3日の非常戒厳事態を主導した容疑を受けている金竜顕(キム・ヨンヒョン)前国防部長官の裁判手続きが来月16日に始まる。 法曹界によると、ソウル中央地裁は1月16日午前10時から金前長官の初めての公判準備期日を開く。 公判準備期日は正式の裁判に先立ち犯罪容疑に関する被告人の立場を確認し証拠調査計画を立てる手続きだ。正式な裁判と違い被告人の法廷出席義務はない。 金前長官は27日に内乱重要任務従事、職権乱用権利行使妨害容疑で逮捕、起訴された。非常戒厳事態が起きてから起訴された初めての事例だ。 金前長官は尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領とともに国会を封鎖し非常戒厳解除議決を防ぐために武装した戒厳軍投入を指示した容疑を受けている。 呂寅兄(ヨ・インヒョン)国軍防諜司令官に禹元植(ウ・ウォンシク)国会議長、「国民の力」の韓東勲(ハン・ドンフン)前代表、「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表ら主要人物10人の逮捕と拘禁を指示し、不正選挙疑惑を確認するため中央選挙管理委員会に戒厳軍を投じて作戦を指揮した容疑もある。 検察は金前長官を起訴し、戒厳宣布当日に尹大統領が「国会議員らを全員逮捕しろ」「銃を撃ってでもドアを壊して入り引きずり出せ」などの指示を軍と警察に直接下したと明らかにした。 高位公職者犯罪捜査処と警察などで構成された共同捜査本部は尹大統領が3回にわたる出席要求にすべて応じず、30日に内乱首謀と職権乱用容疑でソウル西部地裁に逮捕状を請求した。裁判所は同日午前に令状を発付した。