【ニュージーランド】NZ建設認可2.6%増、四半期では戸建て回復
ニュージーランド(NZ)政府統計局は3日までに、9月の住宅建設認可件数(季節調整値)を発表し、2,892件と前月比2.6%増加した。9月までの1年間(実測値)では、3万3,677件と前年同期比17%減少した。一方、第3四半期(7~9月)では9,176件と前年同期比0.5%増となり、中でも一戸建ては24%増と2021年第4四半期(10~12月)以来で初めて増加した。【NNAオーストラリア編集部】 9月単月の実測値は2,943件と前年同月比1.6%増だった。形態別では、◇一戸建て:1,378件(14.8%増)◇集合住宅:277件(35.8%増)◇退職者施設:197件(118.9%増)◇タウンハウス・その他:1,091件(22.3%減)――だった。 主要地域の認可件数は、◇オークランド:1,362件(5.7%増)◇ウェリントン:96件(50.8%減)◇ワイカト:194件(22.1%減)◇カンタベリー:558件(1.9%減)――となった。 9月までの1年間に認可された非居住用建設の総価値額は、91億NZドル(約8,290億円)と前年同期比6.4%減だった。 オフィスや行政・公共交通機関施設が17億NZドル(15%増)、倉庫が13億NZドル(11%減)、病院や介護施設、保健医療施設が13億NZドル(14%減)となった。 NZ統計局の建設・不動産統計マネジャー、ヘスロップ氏は「9月までの1年間の建設認可件数は減少が続いているが、減少幅は鈍化している」と述べた。