通天閣・総工費3億円の全長60メートル滑り台が開業 1番乗りは深夜から並んだ宮崎市の男性
「ピンチがチャンス、暇な時の通天閣だからこそできた滑り台」
高井社長はタワースライダー設置について「コロナ禍で通天閣も経営的にはしんどいです。とはいえピンチがチャンス、暇な時の通天閣だからこそできたこと。今回のスライダーは攻めの一手です。2025年の大阪・関西万博に向け、関西が盛り上がるきっかけづくりとしていきたい」と意気込みをみせていた。
滑り台は思いつき、ネーミング候補には「スネークスライダー」も
「通天閣に滑り台ができたらおもしろいやろなあ」という高井社長自らの思いつきを、施工担当会社である竹中工務店など協力会社が試行錯誤を繰り返しながら設置した。 滑り台のネーミングについても「スネークスライダー」「タイフーン」などの候補があがっていたが、最終的にはシンプルな「タワースライダー」に落ち着いた。
「この勢いを持続しながら、さらなる大阪の観光に寄与していきたい」
開業を迎えた9日午前、多くの報道陣が訪れ、来場者が得外で列をなす光景に高井社長は目を細める。 そして「(コロナ禍の時は)開業できるのかな、どうかなと思ったんですけれども開業することができました。大型連休も多くのお客さんが来てくださったんですが、連休明けもたくさん来ていただいて幸先がいいなあという感じで。ぜひこの勢いを持続しながら、さらなる大阪の観光に寄与していきたい」と笑顔で話していた。