【360度画像】地上300メートルの「断崖絶壁」あべのハルカス屋外デッキ新設
地上300メートルの「断崖絶壁」あべのハルカス屋外デッキ新設 報告:岡本ゆか 撮影・編集:柳曽文隆 THEPAGE大阪
日本一超高層なスリル感!?──。日本一の高さ300メートルを誇るビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)の屋上に設置された幅の狭いデッキを歩きスリルを体感できるアトラクション「エッジ・ザ・ハルカス」の報道公開が28日、同所で行われた。
幅約60センチ、長さ20メートルのデッキを命綱をつけて歩く
このビルを運営する近鉄不動産によると、3月7日に開業5年目を迎えることに合わせ企画された。屋上に設置された幅約60センチ、長さ20メートルのデッキを命綱をつけて歩き、広がる大阪の街並みを楽しむことができる。
ただ、眺望をさえぎるものがなく、真下をのぞきながら命綱をつけて歩くという、まさに「断崖絶壁」のようなスリル満点な体感がこのアトラクションの特徴だ。 このデッキのオープンはオープンは3月7日。料金は1人千円(展望台の入場料は別途必要)。時間は約7分で身長制限がある。また、雨など荒天の時は中止となる。
デッキが南側に設置された理由は?
しかし、このデッキはなぜ、梅田やなんば、通天閣のある北側ではなく南側に設置したのだろうか。近鉄不動産執行役員でアセット事業本部ハルカス運営部長の中之坊健介さんに聞くと「実は300メートル真下を見られる部分は南側だけなんです」と話す。 北側は下の階にあるホテルなどのデッキがあるため300メートル真下を見ることはできない。また、東側になると「あべの筋」が、西側にはヘリポートがあり、設置場所は南側に決まったという。
また、入場者には落下防止のためのバンドがついたつなぎの服を用意。デッキに上る入り口から、通常の手すりの部分にあたる部分に専用のレールを設置。そのレールにバンドの金具をはめないと入場できないという。中之坊さんは「スリルを味わっていただく分、安全面には十分に配慮させて頂きました」と力強く話していた。
携帯電話など落下のおそれがあるものは持ち込み禁止
報道陣も携帯電話など落下のおそれがある「持ち込み禁止」のものは、事前に預けるなどの措置がとられた。首にスチールカメラをかけてのぼるのも禁止という徹底ぶりで、多くのカメラマンは今回用意されたカメラネジ付きのベルトを装着して撮影していた。