早く知りたかった!JA全農米穀部が教える「抜群にうまいお米の炊き方と保存法」
ラップで包んだごはんは、さらに空気を通さない保存バッグに入れ、あら熱をとって冷凍を。冷蔵だと、お米のでんぷんが変化してボソボソした食感になるので、冷凍保存がおすすめ。
実は知りたいあれこれに答える! お米の炊き方・保存法Q&A
お米の上手な炊き方や正しい保存法は、意外と知らなくて自己流になりがち。そこで、「これって実はどうなの?」という皆さんの疑問にお答えします! Q.浄水器の水やミネラルウォーターで炊くほうがおいしいの? A.水道水でもじゅうぶんおいしく炊けます。ミネラルウォーターなら軟水を! 水道水でも問題なくおいしく炊けます。お米は洗うときに10%前後の水を吸収するため、浄水器の場合は、最初に加える水から使いましょう。ミネラルウォーターなら軟水を。硬水だとごはんが部分的に黄色っぽくなるとの報告があり、アルカリ性の水はごはん全体が黄色くなるので避けたほうがよいといわれています。 Q.お弁当のごはんが冷めてもかたくならないようにするには? A.オイル、はちみつ、みりんなどを加えると、お米をコーティングしてくれます たとえば、炊飯時にオリーブ油、はちみつ、みりんなどの調味料を1合に対して小さじ1を加えると、米粒をコーティングしてくれるので水分やうまみが損なわれにくくなります。 Q.お米が古くなったせいかごはんがかたいです A.古米は吸水率が低いので少し多めの水で炊くとパサつきを抑えられます 古米は新米にくらべて水の吸収率が低い傾向にあります。そのため、目盛りちょうどよりも、少し多めの水で炊飯することでパサつきを抑えられ、おいしく食べられますよ。お米は外装部に脂分が多く最も酸化しやすいため、古いお米の場合はいつもよりよく洗うことも、おいしく炊くポイントです。 本文は『JA全農が炊いた! 「日本一うまいお米の食べ方」大全』(主婦の友社)より一部抜粋・編集しています。 画像提供:Adobe Stock
著者メッセージ
JA全農米穀部では、「お米がある笑顔いっぱいの食卓」をめざして、お米のおいしい食べ方や楽しみ方を、X「【JA全農】NO RICE NO LIFE」で発信しています。 この書籍では、Xで発信してきたレシピなどを1冊に盛り込みました。 お米はどんなおかずもお供も、相棒にできる度量があります。和食に限らず、のっける、炊き込む、にぎる、汁かけなど、調理アイディアも無限大です。 ぜひ、お米のおいしさを再発見して、とことん味わっていただきたいです。 毎日食べたくなるお米のおいしさも、安定して供給しつづける農家さんや、流通に携わる方々のお米にかける情熱も、本当にすごいです。そのことを皆さんに伝えたいし、もっともっとお米をおいしく楽しく食べてほしいと願っています。