まさかお前まで…最愛の妻に続き、溺愛していた犬まで亡くした68歳男性。ペットの供養費用はいくら?自分と同じ墓に入れる?ひとりぼっちになった男性が取った最終手段【CFPが解説】
ペットの飼育頭数は減少傾向に
2020年に発表された資料によると、ペットとして飼われている犬の頭数は約849万頭となっており、全体的には減少傾向にあります。とはいえ、1人暮らしの女性や老人の需要は高く、犬を飼っていることで気持が明るくなるという声や、人との会話数が増えたという声が聞かれます。 確かに朝や夕方、昼の時間でも犬を連れて散歩をしている人をよく見かけますし、そのなかには高齢の人も目立ちますよね。 ペットを飼うことは、高齢者にとっても情緒安定する、散歩が日課になることで運動量が増加するといった良い面での影響が注目視されています。 もちろんペットも生き物ですので、ペットフードや医療費、保険代など多くのお金がかかります。それでも一緒にいて心を癒やしてくれる存在は大切なものでしょう。
犬の平均寿命は14歳~15歳程度
犬の平均寿命は中型・大型犬だと約14歳、小型犬や超小型犬だと14歳~15歳と、小型になるほど寿命が長いことがわかります。しかし、それでも人間に比べると短く、飼っている間に亡くなるケースが大半を占めます。
犬の供養方法にはどのようなものがある?
ペットは人間とは異なり、必ず火葬しなければならない決まりはありません。そのため、戸建てに住んでいるなら、自宅の庭に埋めてあげるなどで供養する人もいるでしょう。 ただ、集合住宅に住んでいるとそういうわけにもいかず、火葬場で火葬する必要があります。最近ではペット専門の火葬場も増えており、人間と同じようにひつぎに入れてお別れの儀式を行ってくれるところもあります。また、火葬後の骨についてもきれいに並べて持ってきてくれるところも。火葬場によっては送迎サービスを行っているところもあるので、車がなくても安心でしょう。 浩造さんは悩んだ末、火葬場で火葬してもらい、チョコちゃんの骨を骨壺に入れて自宅に持って帰ることにしました。このことを「手元供養」と言いますが、人間と異なりペットの骨は自宅に置いていても問題ありません。 他には火葬した後にペット霊園や供養塔などに合祀(ごうし)する方法もあります。