糸井重里氏「となりのトトロ」で声優を務めた経緯告白 親子の会話を「宮崎駿さんが見てて…」
コピーライターの糸井重里氏が24日、TBSラジオ「パンサー向井の#ふらっと」にゲスト出演した。 糸井氏は、国民的アニメ映画「となりのトトロ」(1988年公開)で、サツキ・メイ姉妹の父親の声優を務めたことが有名だ。 きっかけは「となりのトトロ」と同時上映となった「火垂るの墓」という2作品の広告を糸井氏が担当したこと。その打ち合わせに子供を連れていったことがあったそうで、「時には親と子でしゃべってる時がありますよね? 打ち合わせとはいえ。それを宮崎(駿)さんが見てて、『だいたい父と子っていうのは、あれくらいのしゃべり方してんじゃないの?』。ドラマに出てくるお父さんと子供はなんか、『お父さんと子供らしすぎないか』って…」 そうして声優をやることになったが、糸井氏は「いいのかなっていう気持ちはあったんです。できませんから。ホントのこと言って」。 実際に反対意見もあったという。アフレコの昼休憩の際に「どうですかねって話し合いがあったらしいです。あのまま糸井を続けていいんだろうか…」と告白。MCのパンサー・向井慧が「降板の可能性もあったんですか?」と聞くと、糸井氏は「推した派の宮崎さんと、疑念を持ってた鈴木さんの間で。『帰ってもらおうか』っていう」と、ジブリ映画の鈴木敏夫プロデューサーは声優起用に疑念を持っていたと明かした。
東スポWEB