「慰謝料を払うためなら、風俗で稼ぐ覚悟もあります」…「宗教二世のモラハラ夫」と別れるために29歳女性が下した「まさかの決断」
人生をやり直したい
2022年7月。安倍元首相の襲撃事件をきっかけに注目を集めた宗教二世という存在。宗教二世というのは特定の信仰を持つ親の影響を受けて育った子供のことであり、子供自身の意思とは関係なく、思想や行動に制限が加えられてしまうところに問題がある。 【マンガ】「一緒にお風呂入ろ」母の再婚相手から性的虐待を受けた女性の罪悪感 子供の教育に悪影響を及ぼさない宗教であれば二世といえども、何ら問題のない話であるが、そうとも言えない宗教が絡んだ親の「おしつけ教育」に何の疑問を持たずに成長した子供が、育ったバックボーンも違う信者以外の女性と結婚すればふたりの間に摩擦が生じるのは想像に難くない。 岩田恵麻さん(仮名・29歳)がまさしくそうだった。 「差し出した「離婚届」を破ったあと、私を押し倒して…29歳女性が「宗教二世のモラハラ夫」から受けた「最悪の仕打ち」」よりつづきます。 夫の性暴力によって妊娠した恵麻さんに「出産」の選択肢はなかった。 「赤ちゃんには申し訳ないけど、この先の人生がどうなるかわからない状態で産み育てるなんて不可能だと思ったし、夫とは完全に縁を切りたかったので中絶することにしました」 手術後、恵麻さんは「子供まで犠牲にしたのだから、もう夫から解放されてもいいだろう」と市役所に離婚届けを提出。夫の署名欄は夫の筆跡を真似て恵麻さんが勝手に書いたものだったが、役所に受理された。 「これでやっと自由になれた! 人生をやり直すぞ!」 前へ進もうとする恵麻さんに、新たな壁が立ちはだかった。
夫から届いた内容証明
「私の実家に内容証明が届いたのです」 Bという弁護士名で恵麻さんの両親宛てに届いた内容は <恵麻さんが一方的に家を出たことにより夫が負った精神的苦痛に対する慰謝料請求について > だった。 「私の居所がわからなかったため、両親を利用したのでしょう。両親を巻き込めば私が出て来ると思ったのでしょうね」 恵麻さんから結婚生活の実態を聞かされていた両親は激怒し『逆にこちらが訴えたいくらいだ』と反論。両者は全面対決の様相を呈するようになり、埒が明かないと思ったのか、夫側が恵麻さんの実家に乗り込んで来たという。
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