ザ・リッツ・カールトン日光×バー ベンフィディック! 一夜限りの稀少カクテルに溺れた夜
1杯目は……「黄蘗(キハダ)と楓の広葉樹林道」
ライウィスキーとクレーム・ド・バナナ、そこにイタヤカエデの樹液、自家製黄蘗のビターズで織りなすウイスキーベースの一杯。ウッディな香りを纏わせた樹液のさっぱりとした甘味と酸味が楽しめる黄金色の一杯。浮かんでるのはゴボウ?いいえ、本物の枝木! 思わず噛みながらいただきました。
2杯目は……「シーズナルフォレスト」
「シーズナルフォレスト」は清涼感たっぷりのカクテルの中に、日光で自生している蕗の薹やミント、鹿山さんの畑で採れた植物が大ぶりのままイン! まるでボタニカルオブジェのようなルックスに度肝&心打たれます。 ジンベースにライム、リンゴ、アカシヤ蜂蜜などで春の日差しや息吹を感じさせる軽やか、かつドライな飲み当たりでした。ムシャムシャ噛みながらゴクゴクといただきました。
3杯目は……「こまちのにわ」
ラストはホテルから、エレガントな乳白色が美しいカクテル「こまちのにわ」。このカクテルは「マリオットインターナショナル カクテルコンペティション2022」の優勝カクテルとして名を馳せており、奥日光の冬景色が織りなす素晴らしい世界観を表現した1杯です。 クリーミーな口当たりの卵白とともに鼻に抜けるのは、栃木名産の柚子。爽やかで香り高く、甘酸っぱさもあり、バランスが上品で女性好み。氷は、大正時代から続く日光の老舗氷店「四代目徳次郎」の日光天然氷。溶けにくく、飲み物の味を薄まらせない特徴を持つそうです。
オススメBARメシは柚子塩ラーメン!
そんな「バーテンダー クロスオーバー」で鹿山さんと日光の森林コラボカクテルを体験した後は、せっかくですから、炭水化物で締めましょう。 BARメシといえば、カツサンドやカレーライスがメジャーですが、いいえ、「ザ・リッツ・カールトン日光」のシグネチャーBARメシはあのAFURI監修の「AFURI共作 栃木 柚子塩らーめん」でございます! (5800円!) 鶏清湯スープと柚子阿夫利山の天然水を用い、新鮮な鶏ガラと香味野菜、昆布や鰹節などの魚介類を丁寧に抽出したスープに、特製の塩だれを合わせています。柑橘の香りには栃木県宇都宮市で作られる幻の柚子と言われる「宮柚子」を使用。 コシが強い細麺と、具材は香ばしい那須つつじポークの炙りチャーシュー、那須御養卵「極」の煮卵など。飲んだ後の細麺鶏ガラスープは、満腹でもすっと胃腸に染み渡るのでした。