【高校サッカー全力新聞】三重・四日市中央工業 伝統校の復活!「四中工魂」で狙うは悲願の単独優勝
日本人の心のふるさととして親しまれる「伊勢神宮」、世界遺産の「熊野古道」、外国人観光客からも人気が高い「忍者」など、多くの観光資源がある三重県。高校サッカーにおいて、四日市中央工業を中心に全国でも結果を残してきた、サッカーどころの1つですが、全国に6つあるJリーグクラブがない都道府県の1つです。 【画像】伝統校・四中工のエースナンバー17番のユニホーム 久々に国立で見られるか しかし、アマチュア最高峰リーグ・JFLでプレーするヴィアティン三重や、同じくJFLでプレーし、過去、三浦知良選手の加入で話題になった鈴鹿ポイントゲッターズ、また東海リーグ1部で戦い、元日本代表の小倉隆史さん(四日市中央工業OB)が理事長を務めるFC.ISE-SHIMAなど、初のJクラブ誕生という夢を目指し、サッカー熱が高まっています。 そして、12月28日に開幕を迎える第102回全国高校サッカー選手権では、三重県代表の県立四日市中央工業高校が4大会ぶり35回目の出場となることを受け大きな注目を集めています。四日市中央工業の初戦は12月31日の2回戦。石川県代表の星稜高校と対戦します。
■三重が誇る伝統校!カタールW杯日本代表の浅野拓磨選手の母校!
四日市中央工業は城雄士初代監督のもと第70回大会の選手権で、帝京高校との両校優勝を果たしたほか、インターハイでは2度優勝し、合わせて3度の全国制覇を誇る伝統校です。 また2代目の樋口士郎前監督のもと、90回大会ではカタールW杯日本代表で、今大会の応援リーダーを務める浅野拓磨選手らを擁し、全国準優勝を達成。当時高校2年生だった浅野選手は大会で7Gをマークし、得点王に輝きました。 四日市中央工業は前回大会で三重県大会の準決勝で敗退し、その後、浅野選手がW杯のドイツ戦で決勝ゴールをマーク。多くの選手たちが世界の大舞台で活躍する偉大なOBの姿に刺激を受けたと話します。 主将の片岡空良選手は「浅野選手が応援リーダーになって、絶対に全国へ行かなければならないと思った。浅野選手と同じ学校で自分の技を磨き、努力を続ければ、自分たちは変われる。浅野選手を見てそう思えた」と話します。