井上新監督の下で“ピンチ”に…?中日、厳しい立場となり得るベテラン(2)“目玉補強”がまさかの不発に…?
2024年限りで立浪和義監督が退任し、2025年シーズンから井上一樹新監督が指揮を執る中日ドラゴンズ。プロ野球では指揮官が代われば、起用方針も変わることが多い。井上監督の就任初年度となる来季は、戦力層が大きく変わる可能性もありそうだ。そこで今回は、井上新体制でピンチの立場となり得るベテラン選手を紹介したい。
中田翔
・投打:右投右打 ・身長/体重:184cm/107kg ・生年月日:1989年4月22日 ・経歴:大阪桐蔭高 ・ドラフト:2007年高校生ドラフト1巡目 移籍初年度の今季は、開幕4番を託された中田翔。しかし思うような結果は残せず、来季は正念場のシーズンとなりそうだ。 2007年高校生ドラフト1巡目で北海道日本ハムファイターズに入団すると、高卒4年目の2011年からは4番打者して君臨した。 打点王を3度獲得するなど、主軸打者としてチームを牽引していたが、2021年のシーズン途中に無償トレードで読売ジャイアンツへ活躍の場を移した。 2022年には109試合出場、打率.269、24本塁打、68打点の好成績をマーク。しかし、翌2023年は岡本和真の一塁起用もあって出場機会が減少。同年オフに自由契約を選択し、中日ドラゴンズに加入した。 今シーズンは、開幕戦から「4番・一塁」で起用されると、早速ホームランを記録。同31日の試合でもアーチを描くなど、打線の起爆剤として順調なスタートを切っていた。 しかし、5月中旬から状態が下降気味となり、その後は右太もも裏肉離れや腰の違和感を発症して離脱。最終的に62試合の出場で打率.217、4本塁打、21打点と物足りない数字に終わった。 来季は細川成也が一塁手に転向するプランもあり、厳しい立場になることも予想される。2025年シーズンは、是が非でも本領を発揮したいところだ。
ベースボールチャンネル編集部