前橋育英、エース・オノノジュ慶吏の一発で4強進出 丁寧に右インサイドでゴール「浮かせたら後悔」【全国高校サッカー】
◇4日 第103回全国高校サッカー選手権準々決勝 前橋育英1―0堀越(フクダ電子アリーナ) 前橋育英(群馬)が、エースの一振りで7大会ぶりの4強進出を決めた。 0―0で迎えた後半15分、シュートのこぼれ球にFWオノノジュ慶吏(3年)が素早く反応し、「浮かせたら後悔する」と丁寧に右インサイドでネットを揺らした。 ハーフタイムに山田監督からは「1点決めれば勝てる」と、送り出された。その1点をエースが確実にモノにし、チーム一丸で守り切った。 オノノジュは今大会初戦の米子北戦で、左腰付近を打撲して負傷交代。2回戦は欠場したが、出場全3試合で得点を挙げ大会4点目となった。 FC東京U―15むさし出身で、ナイジェリア人の父を持つプレミアEAST得点王が大一番へ調子を上げてきた。目標の全国制覇に向け、「国立であと2つ勝つ。勝ちにつながるゴールを決めたい」と、国立を舞台にさらなる躍動を誓った。
中日スポーツ