【速報】今年の平均賃金は?厚労省が令和6年(2024年)を公開 学歴別や業種別でみる
一般労働者の平均賃金、今年の速報値が公表されました。平均額は月33万200円でした。 年齢別や学歴別、職種によりどの程度差があるのか、昔と比べるとどれくらい上昇しているのか、厚生労働省の2024年の賃金構造基本統計調査の速報値から見ていきます。 令和6年賃金構造基本統計調査の速報によりますと、平均賃金は33万200円で、額は1976年以来最高値、去年より3.7%上昇しました。 これは、10年前(2014年)29万9600円と比べると10.2%の上昇。 20年前(2004年)30万1600円と比べると9.4%の上昇。30年前(1994年)28万8400円と比べると14.4%の上昇という計算です。 調査は今年7月に実施されました。16大産業について、5人以上を雇用する民間事業所、10人以上を雇用する公営事業所を全国から無作為抽出し、有効回答の中から10人以上を常用雇用する5万あまりの事業所について集計しました。 ■年齢別に見る 前年に比べて最も伸びたのは最も若い19歳以下で4.9%増。続いて30~34歳と45~49歳で4.7%増でした。 ~19歳 19万9300円 20~24歳で 23万2400円 25~29歳で 26万7100円 30~34歳で 29万9400円 35~39歳で 32万8600円 40~44歳で 35万1300円 45~49歳で 37万2500円 50~54歳で 38万円 55~59歳で 39万1000円 60~64歳で 31万7700円 65~69歳で 27万5500円 70歳~で 25万4100円となりました。 ■職種別に見る 16の産業別の平均的な月間所定内給与額(残業を含まない)を比較しました。 電気・ガス・熱供給・水道業 43万7500円 金融業、保険業 41万600円 学術研究、専門・技術サービス業 40万1800円 情報通信業 39万1000円 教育、学習支援業 37万6200円 不動産業、物品賃貸業 37万1600円 建設業 35万2600円 卸売業、小売業 34万3600円 製造業 31万8600円 複合サービス事業 30万6900円 医療、福祉 30万6400円 運輸業、郵便業 30万1400円 サービス業(他に分類されないもの) 28万5800円 生活関連サービス業、娯楽業 28万5700円 宿泊業、飲食サービス業 26万9500円 ■学歴・勤続年数別に見る 全ての勤続年数の層で前年から1~6%上昇しました。 勤続0年 高卒22万9000円 大卒30万3900円 1~2年 高卒23万4600円 大卒30万8800円 3~4年 高卒24万5700円 大卒32万400円 5~9年 高卒26万400円 大卒35万900円 10~14年 高卒28万200円 大卒38万8200円 15~19年 高卒30万8000円 大卒43万9900円 20~24年 高卒32万1000円 大卒47万6200円 25~29年 高卒35万6300円 大卒52万1000円 30年以上 高卒38万7700円 大卒52万1900円 厚労省は、これは速報値で、今後公表する二次集計結果と数値が異なることがあるとしています。
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