近所の林道は序の口 ランドローバー・ディフェンダー 130 長期テスト(4) 有用なサラウンドカメラ
林道はディフェンダー 130にとって序の口
エアスプリングを膨らまして車高を持ち上げられるが、この程度の林道では必要なかった。生えた草が撫でたおかげで、ボディの底面は少しきれいになったかも。ローレンジへ切り替える必要もなかった。というより、気にするほどの悪路ではなかった。 あくまでも、今回の道はディフェンダー 130にとって序の口に過ぎない。フェラーリで例えるなら、走り慣れたサーキットへ持ち込み、カップホルダーのコーヒーを飲みつつ、4000rpm以下を維持しても勝てるような難易度だろう。 それでも、限られた機会を有効に使えたとは思っている。ボディには適度に汚れが付着したから、少し挑戦したように見えなくもない。
積算1万9360km オリジナルとの見た目の共通点
長期テストのディフェンダー 130を、筆者が所有している、オリジナルのディフェンダー 90の隣へ並べてみた。新しいモデルが、ディフェンダーらしいと感じるデザイン要素を観察してみる。 ラウンドしたショルダーラインと、フロントフェンダー後方のエアベントが、その1つだということは理解していた。だがそれ以外にも、共通する特徴は沢山あるようで興味深い。新型には、受け継がれていない部分も多いけれど。
テストデータ
■気に入っているトコロ サラウンドカメラ:狭い駐車場へバックで駐車するような時でも、カメラ映像は重宝する。長くて広いクルマだから。 ■気に入らないトコロ ブラックのホイール:ブラックのアルミホイールは、筆者の好みではない。多少汚れていた方が、カッコいいかも。 ■テスト車について モデル名:ランドローバー・ディフェンダー 130 D300 アウトバウンド(英国仕様) 新車価格:8万390ポンド(約1560万円) テスト車の価格:9万6745ポンド(約1877万円) ■テストの記録 燃費:13.9km/L 故障:なし 出費:なし
マット・プライヤー(執筆) 中嶋健治(翻訳)