「106万円の壁」の撤廃など 年金制度改革案、おおむねまとまる 厚労省
日テレNEWS NNN
厚生労働省の年金部会は24日、いわゆる「106万円の壁」の撤廃などについて議論してきた年金制度の改革案について、おおむねとりまとめました。 24日の年金部会では、パートの人などが自らが働く企業の厚生年金に加入するための収入要件、いわゆる「106万円の壁」については、2026年10月をめどに撤廃することが決まりました。 今回の改正案が実現すれば、将来的には、学生以外で、週に20時間以上働く人全員が厚生年金に加入することになります。 一方で、全国民が受け取る基礎年金の額を、将来的に底上げする方法については、部会ではこれまで厚生年金の保険料の「積立金」の一部を年金支給にあてる案が示されていましたが、委員から「安定財源の確保を先にすべき」などと反対の声があがり、意見がまとまりませんでした。 厚労省はこれらの法案を、来年の通常国会に提出することを目指します。