年末の大掃除で不用品がたくさん出ました。捨てるのと手間がかかっても売るのはどちらが得? 儲かったときの税金は?
不用品を捨てるか売却するか
不用品の処分には、大まかに「捨てる」「売却する」の2つの方法があります。それぞれでメリットとデメリットが異なるため、事前に理解しておくとよいでしょう。本項では、それぞれのメリット・デメリットについて詳しく見ていきます。 ■捨てるメリット・デメリット 不用品を捨てるメリットとデメリットは、以下のとおりです。 【メリット】 ・すぐに処分できる ・持ち込みや査定など、売却に関する手続きが不要 【デメリット】 ・価値のあるものを捨ててしまう可能性がある ・一部の不用品の廃棄には費用がかかる場合がある 不用品を捨てるメリットは、即座に処分できることです。売却の場合、下記の売却するデメリットのような手間がかかりますが、捨てる場合はこれらの煩わしさや手続きが不要です。 ただし、売却すれば数千~数万円になるようなものも、捨てることになる可能性があります。また、大型家電や家具は自治体回収などで捨てる際に、費用が発生することがあるため、注意が必要です。 ■売却するメリット・デメリット 不用品を売却するメリットとデメリットは、以下のとおりです。 【メリット】 ・資金を得られる ・品物によっては高額で売却できる可能性がある ・売却して資金を得ることにより新しい品物を購入できる 【デメリット】 ・業者の選定や売却手続きに手間を要する ・確定申告が必要な場合がある 不用品を売却することで資金を調達し、新しい品物を手に入れられます。また、希少価値の高い品物は高額で売却できる可能性があります。 ただし、売却には業者の選定や店舗への持ち込み、訪問査定の手配など、手続きが必要です。さらに、得た利益によっては確定申告が必要な場合があるため、慎重に対処する必要があります。
不用品は税金面も考慮して、処分するか売却するかを検討しよう!
不用品を売却する場合、その得られた利益や売却の目的によっては、税金の支払いや確定申告が必要になることがあります。さらに、「捨てる」「売却する」にはそれぞれメリット・デメリットが存在するため、よく理解したうえで、自身に適した方法を選択することが大切です。 大掃除などで不用品が発生した際には、本記事で紹介した内容を参考にして、捨てるか売却するかを判断してみてください。 出典 国税庁 No.3105 譲渡所得の対象となる資産と課税方法 国税庁 No.3152 譲渡所得の計算のしかた(総合課税) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部