韓国・大統領室のサーバー家宅捜索、警護処が協力拒否…「軍事機密」を理由に
【12月19日 KOREA WAVE】韓国の警察・公職者犯罪捜査処(公捜処)・国防省で構成された共助捜査本部(共助本)は18日午後、大統領室のサーバー家宅捜索に関し、大統領室警護処から「軍事上の機密や公務上の理由で協力できない」との回答を受けたことを明らかにした。 共助本によれば、同日午後4時50分頃、警護処から家宅捜索への不協力を明示した「不承諾理由書」が届けられた。また、共助本による任意提出の要請についても拒否されたことが確認されている。 これを受け、共助本は「今後の対応について内部で議論を進める」と述べた。17日にも共助本は大統領室警護処のサーバーに対する家宅捜索を実施するため、大統領室警護処への進入を試みたが、約7時間に及ぶ対立の末に撤収した。 当時、共助本関係者は「大統領室警護処に対する家宅捜索を開始し、捜索令状を提示したが、警護処側から『捜索の実施協力については翌日に回答する』との立場が示された」と説明していた。 共助本は、警察庁のチョ・ジホ長官が使用していた暗号化携帯電話の通話記録を確保するため、この携帯電話と関連する警護処サーバーの調査を計画していた。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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