リビング脇に4畳の和室のある間取り。子どもの遊び場&客間として便利
独立して使用可能な客間として。長期滞在できる工夫も
和室は、客間としても使用できます。最大、布団を4枚敷けるので、3~4人家族までの宿泊を想定しています (無理やりですが)。 じつはこの和室には、廊下につながる、もうひとつ出入り口があります。そちらから出れば、リビングを通らずに玄関(写真)に行けるのです。 リビングの引き戸をロックすれば(現在はまだ鍵はつけていません)、LDKからは完全に独立した和室に。もし、長期で滞在する人がいた場合、それぞれのプライバシーを保ちつつ、廊下側から出入りしてもらうことも可能になります。 ちなみに廊下側の出入り口の付近は、衣類や荷物を置けるスペースになっています。今はこの場所に、備蓄品やひな人形などを置いています。
非常用コンセント+空調で被災時でも安心して過ごせる
じつはわが家の屋根には、ソーラーパネルが載っています。ですから非常時は、非常用コンセントから電力を使用可能です。 この非常用コンセントの設置場所は、煮炊きするキッチンと和室に設置しました。 あえてリビングではなく和室に設置したのには、理由があります。設計担当者に聞いた話では、平屋で、家の中央に位置し、四方を丈夫な柱で支えられているので、比較的安全な部屋だそう。 万が一、地震が起き停電したときのことを考え、和室のエアコンの近くにつけました。倒壊の可能性がなければ、自宅で長期間、生活することになるでしょう。その場合、暑さ寒さ対策は重要だと思ったからです。 廊下側出入り口を備蓄品置き場にしているのも同じ理由です。 非常時にはぜいたくかもしれませんが、効率的に空調が効く狭い部屋をつくっておきたいと思ったのです。酷暑でも極寒でも、ホッとできる場所があればと考えました。狭い部屋って、なぜか落ち着きます。
戸袋と錠を真剣に考えるべきだった
和室で後悔しているのは、リビング側の引き戸です。柱の位置の影響で、早々に戸袋を諦めました。そのため常に引き戸1枚分の壁ができてしまいます。 リビングと一体で使いたいときも、微妙に狭く、引き戸の存在も気になります。ですから、もっと粘って戸袋をつくる方法を、検討すればよかったと後悔しています。 また、引き戸そのものも、初めから固定錠つきのものを選べばよかったと思っています。そうすれば、いつ来客が宿泊しても安心でした。 こういった想定しきれず、後悔することもありますが、この場所に4畳の和室をつくってよかったと思っています。
神長沙妃